「成功」って結局何よ?~成功の定義をしないで語る人には要注意~

 

多くの人があこがれる「成功」

 

成功哲学と呼ばれるものも多数存在し、有名な書籍もたくさんあり、

数えきれないほどの成功のためのセミナー等が開催されています。

 

僕自身も一時期「成功哲学」と呼ばれるものをかじった時期がありましたが、曖昧さが御法度な工学部で大学院までいた身としては非常に突っ込みどころが満載で、色々なところで尖った発言していました。

 

そんな僕から「成功」のお話。

 

今回のPoint

・定義とは?

・成功を定義する

・信用ならない成功哲学の特徴

・成功哲学最大のパラドックス

・あなたにとって成功とは?

 

 

定義とは?

 

これは、成功とは関係ないのですが物事を考える上で非常に重要なのにも関わらずほとんどの人が頭にいれていないので述べておきます。

 

定義とは、「物事の意味や内容を言葉で明確にしておくこと」です。

 

自然科学分野においては定義なくして学習が進むことはほとんどありません。

 

自然数の定義、微分の定義、速さの定義、酸・塩基の定義・・・等々、

まずきちんと定義を理解していくことが自然科学を学ぶ上では大事です。

 

議論やディベートを行うときも、テーマや自分が使う抽象度の高い言葉において、

この「定義」をきちんとしておくことは常識であり、当たり前のことです。

 

多くのネット上の議論は、この議論を行う上で大事な定義の確認がされないまま、それぞれがそれぞれの勝手な定義のまま行われるので、水掛け論になっていたり、意味不明な論理展開になっていたりすることが多発するのです。

 

自分が使う言葉の定義付けは想像以上に大事なので、意識をしてみましょう。

 

それでは前置きはこれくらいにして、成功の定義といきましょう。

 

成功を定義する

 

成功はあまりに色々な人が抽象度が高いまま使ってしまいがちであり、またその曖昧な定義なまま変なことを学ぶので、真の成功が手に入っている人は少ないです。

 

まず、辞書的な意味を理解しておきましょう。

 

成功とは。

 

「物事を目的どおりに成し遂げること」

 

だそうです。

 

ついでに成功哲学も見ておきましょう。

 

成功哲学とは。

 

「目標を達成するための思想や手法を法則化したもの」

 

だそうです。

 

目的と目標をきちんとわけておきたい自分にとっては、

あれ?ってなっちゃう意味でしたが・・・

 

さぁ、成功って結局なんでしょう?

 

僕自身は、成功とは「状態」だと思っています。

どのような「状態」かというと、

【願望が満たされている】という状態です。

 

願望というのは、読んで字がごとく、願い望んでいること です。

 

ただ、僕自身はこの願い望んでいることというのは、本人が気がついていない部分も含めています。

 

どんなにお金を稼いでいても、「満たされていない人」って多いですよね。

これまで何百人と社長と呼ばれる人や、お金持ちな人に会ってきましたが、本当に「満たされている状態」の人は少ないです。

 

家庭教師をする中で、家の外側ではお金も持ってて「成功者」的な感じですが、家の中では「満たされない家族関係」というのを嫌と言うほど見てきました。

 

とある心理学で人には遺伝的に組み込まれた5つの欲求があると述べられています。

 

  • 生存の欲求
  • 愛、所属の欲求
  • 力の欲求
  • 自由の欲求
  • 楽しみの欲求

 

この欲求の満たされ具合からくる「願望」

 

これを、より満たした状態。それが「成功」だと僕は定義しています。

 

信用ならない成功哲学の特徴

 

せっかくなので僕自身が信用ならない成功哲学の特徴を教えておきましょう。

 

まず、これまで述べてきた「成功」の定義が曖昧なまま述べられていること。

 

「成功」の定義がほぼ金銭や地位・名誉となっているもの。

 

たとえば、ビジネスの成功と言ったときについつい本人の売り上げや利益、収入になりがちです。

 

ただ、よくよく考えてみると、ビジネスで大事なのは売り上げや利益や本人の収入ではなく、その人の顧客がどのような成果を出したかが重要ですよね。

 

また、成功さえもきちんと細かく定義をしない人は、ソースを確認したり、論理的な正しさ・妥当性を考えないまま発進するので、明らかにおかしなことを言っていたりします。

 

例えば、「メラビアンの法則」なんかはよくセミナーでも使われる法則ですが、本来の研究の目的や実験結果とはまったく別のことが謳われています。

自分と仲がいい人10人の平均年収が自分のレベルでもある。といった話もよく耳にしますが、まったく持って成り立たないものですよね。

 

何かその話を聞いたりした人が、なんとなく気持ちよくなってしまう言葉でマインドコントロールかける成功哲学系は本当におすすめできません。

考える力が奪われてしまいます。

 

 

成功哲学最大のパラドックス

 

これはまた、これだけで一本記事にしたいのですが簡単に述べておきます。

 

成功哲学最大のパラドックス

 

つまり、成功哲学が孕んでいる大きな矛盾点。

 

それは・・・

 

本当に成功している人は、

成功哲学を学んでいない。

 

ということ。

 

成功哲学によく出てくる「成功者」のお話。

 

最近だと、松下幸之助さんや、稲盛和夫さん、

海外だとスティーブジョブスさん

 

学校の教科書や歴史に名を残すレベルだと、野口英世、キング牧師、

ライト兄弟や、アインシュタインなどなど。

 

彼らの話で、「成功哲学を学びました」というのは、

まったく持って聞いたことがないですよね。

 

むしろ、松下さんや稲盛さんは、ビジネス界隈でよく話でますが、

本当に超苦労人で、失敗に失敗を重ね、あらゆる方法を試して実行したからこそ、

「成功」をおさめたわけですよ。

 

その失敗に失敗を重ねたからこそ、本人たちにある成功哲学。

 

これを、いいところだけ抽出して哲学としたものに果たして意味はあるのか・・と、

僕は思っています。

 

本当に歴史的な「成功者」は「成功哲学を学んでいる人はほぼいない」という、

最大のパラドックス。

 

そう、本当に成功する人は、成功哲学に自らに気がつける人材のです。

 

あなたにとって成功とは?

 

さぁ、あなたにとって成功とは何でしょう?

具体的にイメージ持っていますか?

 

あなたはどのような「状態」を本当は望んでいるのでしょう?

 

お金ですか?人ですか?

お金よりもやりたい仕事ですか?

 

「成功」したいのであれば、まずは自分の「成功」とは何かをイメージできるようにしましょう。

 

ちなみに、僕の「成功」は自由に物事を決められる状態であることです。

 

好きなことを仕事にして、好きなことだけをして生きている状態。

これが「成功」なので、実はもうほぼほぼ手に入れてしまっています。

 

お金はそこまで稼いでませんが、自分的には成功しています。

 

毎日楽しく、願望が満たされています。

 

愛する家族、大好きな仕事。

支えてくれる友人知人。

 

満足な人生です。

 

そして、

もう自分の成功ではなく、子どもたちの成功を望む年齢になりました。

 


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