【自己矛盾に気付けない大人たち〜批判するなと批判する〜】

もう10年以上も気になってモヤモヤしてしまうのが「自己矛盾」

 

twitterなんかの色々な人の発言を見ていると、本当に多い「自己矛盾」

 

そして、時にはこの自己矛盾を孕んだ発言が称賛され拡散され、

さらなる自己矛盾を溢れさせて、僕自身はそれに非常に残念な気持ちになります。

 

たとえば、この呟き。

 

 

 

自己矛盾わかりますか?

 

そして、もっと酷いのがこの呟きについているリプライ。

 

 

批判するのは妬み僻みだ

批判してくるのはIQが低いやつだ、

アホだアホ

 

と、もうびっくりするくらいの自己矛盾。

似たようなものに、

「多様性を認めないなんて時代遅れ。多様性を認められないやつはダメ」というものがあります。

 

この発言の自己矛盾わかりますか?

 

「多様性を認められない人を認めていない」と捉えられるので、

この言っている本人さえも多様性を認められていないのです。

 

他にも「コンサルタントは提案をしてはいけない。」という記事を先日読んだのですが、

この自己矛盾はわかるでしょうか?

 

そうです。これを言っている人はまさに「提案してはいけない」という提案をしているわけです。

 

 

何が滑稽かと言うと、ほとんどの人がその自己矛盾に気がつかずに我が物顔で発信しているという点です。

 

 

自己矛盾を孕んだことを何とも思わずに発信してしまっている人は、知らず知らずのうちに、同じような自己矛盾を孕んだ人を増やしてしまう傾向にあります。

 

そうならないためにも、個人的に大事にしていることを3つお伝えします。

 

 

自己矛盾に陥らないためのPoint

・論理を学ぶ

・自分の正しさより論理的に正しいことを信じる

・自己矛盾にアンテナをはる

 

論理を学ぶ

 

まず、自己矛盾に気付けるかどうかは論理的思考がきちんとできているかが大事になります。

 

ここで僕の使う論理は、以下のやりとりを丁寧に使って物事を筋道だてて考えることです。

 

  1. 具体⇔抽象
  2. 分析⇔総合
  3. 定性⇔定量
  4. 帰納⇔演繹

 

ここでは詳細は割愛するが、これらのやりとりを丁寧に使って物事を紐解くようにしておくと論理思考力が格段にあがります。

 

よく僕自身が数学や大学生向けのSPI対策講座を行うときに使っています。

 

また、これに加え論理といったときに「命題」というものを頭に入れておく必要があります。

 

多くの人が高校生のときに習ったはずですがほとんど人が忘れているものです。

 

命題とは、言葉や数式で表した1つの判断の内容のことです。

正しければ真、正しくなければ偽と言います。

大事なのは、正しくない≠間違っている ではありません。

 

成り立つこともあれば、成り立たないこともあるという状態。

これが偽なのです。

 

間違いと言えるのは、どんな場合も成り立っていないときのことです。

 

今回は数学で使われる命題の考え方を紹介しておきますが、これが非常に重要で多くの人がここで変な論理展開になっていることが多いです。

 

まずAであればBという命題があります。

 

たとえば、面白いブログであれば、読者は増える という命題。

 

このような人文科学系・社会科学系の問題は、基本どんな場合でも成り立つことは難しいので命題にはしづらいのですが、多くの人が納得する事象であれば、仮定として「真」としても問題ないと思えることが多いです。

 

借りに、この 面白いブログであれば、読者は増える という命題が真であるとすると、

次のうち、確実に成り立つのはどれでしょうか?

 

  • 読者が増えているものは、面白いブログである。
  • 面白いブログでないものは、読者は増えない
  • 読者が増えないものは、面白いブログではない

 

数学的な命題では、3つ目のものしか真と言えないわけです。

 

高校時代にやりませんでしたか? 逆・裏・対偶と呼ばれるものです。

 

 

そして、数学での命題において真か偽かを判断するときに、

真であることは証明をしなくてはいけない。

ただ、偽であることを言うには反例さえあげれば偽と言える。と習います。

 

そして、世の中ではこの「反例で反論する」というのもよく行われていることで、

ある程度賢い人からすると、この「反例で反論する」というものは非常にレベルの低いことと認識されてしまいます。

 

たとえば、「ゲームばかりしていると、成績が下がってしまう」というものに対しての、

「ゲームばっかりしてるけどアイツはめっちゃ勉強できるし!」という反論ですね。

 

人間界の事象、つまり人文科学や社会科学における事象は基本必ず成り立つことはほぼないので、

基本的に反例ありきなんですね。

 

だから割合を考え、傾向から仮説を立てるわけですが・・・

ここも多くの人には理解されていないところです。

 

 

このように、物事を丁寧に論理的に考えていくことを常日頃からしていると、自分自身に対しても自己矛盾に気付いたり、他人に対しても自己矛盾に気付くことができます。

 

ぜひ論理力を鍛えていきましょう。

 

自分の正しさよりも論理的に正しいことを信じる

 

これは、僕自身が気をつけていることでもあります。

 

多くの人は自分の「正しい」というものを主張します。

 

そうすると、人からの反感を買うことが多々あります。

特に日本人は主張が強い人に嫌悪感を示すことが多いと思います。

 

それでも、明らかにおかしい!って思う人に対して言及しなくてはいけないときってあると思います。

 

そういうときに、自分の感情や考えを主張してしまいがちですが、自分の心は無視して兎に角冷静に論理的に物事を考え、論理的に正しいと思うことを主張します。

 

難しいことですが、訓練するとかなり使いこなすことができます。

 

自分の言っていることは論理的にどうか?という反省にもなります。

論理的に物事を判断していると、きちんとどういうことかを説明することもできます。

 

これ、ぜひ意識してみてください。

 

このいいところは、自分が正しいか否かではなく論理的に正しいか否かなので、

冷静になれることと、より高尚な論理で反論されたときには納得感が大きく自分もより成長できるのです。

 

Twitterで、色々政治的な発言をしている人のほとんどは、ここが大きく欠落している傾向にあります。

自分の感情的な主張ばかりで、客観的な事実から考えていないので、自分が正しいことをいっている!という強い思い込みから発言しているんですね。

 

だから、レスバトルと言われるものが生じていたり、圧倒的に論理的におかしい人をきちんとした人がスルーして終わるということが多発しています。

 

 

論理力には知識や経験も必要なので、本当にここを極めるにはたくさんの知識を勉強し、経験も積まなくてはいけません。

 

僕自身も常にここには向上心を持って取り組んでいます。

 

 

自己矛盾にアンテナをはる

 

さぁ、慣れてきたら、自己矛盾な発信をしている人にアンテナをはります。

 

これは、自己矛盾な人をどうこうよりも自分に自己矛盾を起こさないための情報収集です。

 

一見なんとも思わないものも、じっくり考えると自己矛盾を孕んだ発言だったりします。

Twitterにも溢れていますし、リアルな世界でもたくさんこの自己矛盾を孕んだ発言があります。

 

代表格が最初にあげたものですね。

 

「批判はよくないという批判」

 

「多様性を認めないなんてありえないという多様性を認めない発言」

 

「提案はするな!という提案」

 

そして、こういうのもありますね。

 

「人に価値観を押し付けるなという価値観の押し付け」

 

注意深くよーーーく人を観察してると、たくさん出てきます。

 

こういうのに対し、まずは気付くことが大事です。

そうすると自分に対しても意識できるようになります。

 

自分に対しての自己矛盾に気付いてしまったときは、言い訳や見栄を張るのではなく、あぁーそうだね!と認めて次はないようにすればいいのです。

 

僕自身もなんだかんだ、まだまだこの論理矛盾や、自分の思考で論理的におかしいことあるな・・と思って修正していきます。

 

 

 

個人的に、矛盾を孕んだものは成長を阻害したり、上手くいかない要因になり得ます。

 

高収入は得たいけれども努力はしたくない。 というような価値観では、

よっぽど運がよくないと成果は得られないですよね。

 

「一生懸命やらなくてはいけないことはわかっているけれども、いざやろうとすると取り組めない」というのも、

実は矛盾を孕んでいて、矛盾の一つの要因に「前提条件が間違っている」というものがあるのですが、この場合は「わかっている」が前提条件として間違っているわけですね。

 

本当は一生懸命にやらなくてはいけないことをわかっていないのです。

ただ、言葉で頭に入っているだけで、理解はしていないのです。

 

ここまで考えることができると、あぁ、本当に心から理解していなかったんだなと気が付けるので自分でも対策が打てるわけです。

 

今回、この記事を書くにあたって、

めちゃくちゃ面白そうな本を見つけたので、紹介しておきます!

僕もこれから読みます!!!



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