【人と比較してしまう、比べてしまうのは当たり前!すべては比較から始まる。】

 

教育に携わっていると、「人と比較すること」「人と比べること」というのは、

よくないこととされる。

 

実際、人と比較して「しまう」とネガティブ要素の言葉が入ってくる。

 

そして、自己啓発やコーチングやカウンセリングでは、「人と比較してはいけないよ」と言われたり、「人と比較してもいいことはないから・・」と言われ、「人と比較すること」というのは完全にネガティブなものとなってしまっています。

 

成功する秘訣は「人と比較しないこと」なんて大きな声で言う人さえもいます。

 

教育に携わって20年近く。

心理学も学び、幅広く見ている僕から言わせると、

「人と比較しないこと」ほどリスクの高いことはありません。

 

どういうことかを説明していきましょう!

 

今回のPoint

比較ってどういうこと?

他人と比較するから自分が理解できる

よくないのは比較をして自分を卑下すること

他人と何を、どう比較すればいいのか?

 

比較ってどういうこと?

 

さて、まずは比較というものを定義しておきましょう。

 

辞書的な意味は、

 

比較:比べてみること。比べあわせること。

 

とあります。

 

何かと何かを比べてみること。

 

もっと細かく言うと、何がどう異なり、また共通な点は何かを具体的に示すのが比較というものです。

 

例えば、東京と大阪を比較する。といった際には、

人口、気候、言葉、文化、等々、さまざまなものが異なるので、それを一つずつ言葉にして表すことが「比較」だと思います。

 

東京の人口は○○人に対し、大阪の人口は○○人。

東京は、○○のことを~と言うが、大阪の人は~と言う。

等々、比較することで異なる点や同じ点が具体的にされてきます。

 

 

他人と比較するいった場合は、

能力、収入、地位、名誉、等々、山ほど比較対象があります。

 

これを比較することで人は落ち込んだりしてしまうわけですが、

だからといって、「比較することはよくないことだから止めよう」というのは全く持って筋が通っていません。

 

 

他人と比較するから自分が理解できる

 

 

当たり前のようですが忘れ去られてしまう事実です。

 

自分を理解しようとしたとき。自分の強み、長所、自分の弱み、短所等々、就職活動のときに自己分析したり転職したことがある人は、一通り自分のことを細かいところまで見ていくと思います。

 

その中で、「自分らしさ」だったり「自分の強み」など言葉にしていきます。

 

このとき、絶対に人との比較でしか自分らしさも強みも具体的にならないのわかるでしょうか?

 

他人がいて、他人を観察することで初めて自分には何があるのかが見えてきます。

 

学校の勉強でも、共通のテストで点数を出すことで、他人と比べて自分は得意なほうか不得意なのかがわかってきますよね。

 

まったくテストを受けたことがなく、ただただ目の前のことを行なってきた人は、自分がどういう実力かわからないはずです。

 

まったくできない可能性もあるし、逆にできすぎる可能性もあるでしょう。

 

自分の現在地を知ることは、目標を達成し、目的を果たすには必ず必要なものです。

 

新宿駅にいて、東京駅を目指す場合に、「新宿にいること」さえも理解できない人を、東京駅に導くことは非常に難しいです。

 

実際、道案内をお願いされたときに自分が今現在どこにいるのかわからないとどうしようもないですよね。

 

すべては、自分のことを他人と比較することでしか見えてこないのです。

 

では、なぜここまで人と比較することはネガティブに思われてしまうのでしょうか?

 

 

よくないのは比較をして自分を卑下すること

 

比較することで起きることに、できている他人とできている自分という事実に対して、できていないことに劣等感を抱き、自信をなくしてしまい、物事が上手くいかないということが挙げられます。

 

さて、だからといって比較をしないことには自分が何に自信を持ったらいいのかわからないですよね。

 

比較しないことには自分の強みも何もわからない。

ただ、比較してしまうと他人に対して劣等感を抱き自信をなくしてしまう。

 

だから比較はよくない

 

ではなく!!

 

その、劣等感や自信をなくすというのがダメなだけですよね。

 

そうなってしまうのもわからなくはないですが、そんなことをしているとさらに劣等感を感じてしまうし、自信なんて育ちませんよね。

 

ではどうしたらいいのか。

 

 

他人と何を、どう比較すればいいのか?

 

まず最初に必要なのは、「人は比較して当たり前で、ネガティブに捉えることはしない」と決めることです。

 

「比較してしまう」と、~してしまう とネガティブに捉える言葉を使わないことです。

 

「他人と比較しなきゃだよね。だってそうしないと先に進めないもん。」と受け入れることです。

 

これは、自分の意識化に刷り込まなくてはいけないので、論理的にインプットしましょう。

 

人と比較しないことには自分の強みや能力はわかりっこない。

だって現在地がわからないもの。現在地がわからないのにゴールに辿りつくことは不可能。

 

と考えればいいわけです。

 

実際そうですしね・・・

 

次に、自分は何をどのレベルで目指しているのか。というのを明確にすることです。

 

本当は生きる目的!だとか自分が人生何に命を費やすのか。とか言うのが強くあればいいのですが、そう簡単にはできないと思います。

 

だから目の前のことに対して、自分は何のために行い、どのレベルに行けばいいのだろう?

 

と考えます。

 

日々の生活においても、自分は何のためにそれを行なっているのかというのは考える必要があります。

そして自分の目指すレベルというのを明確にしておきます。

 

そうすると、他人と比較した際に自分には何が足りていなくて、何をどうすれば理想に近づけるかということを考えられるようになります。

 

比較し、自分に足りないところがわかれば、それを補えばいいだけです。

 

この補っていく作業のことを「成長」と呼ぶわけです。

 

自分とまったく考えていることも、目指しているところも、まったくもって別次元という人のことは、どんなにすごい結果や実績があってもスルーすることです。

 

僕自身、まったくもって収入に興味がないので、年収何千万だ、何億売り上げがーというのは、まったくもって気にならないです。

 

自分は人生を自由に生きるということを大事にしているので、金銭面はどうでもいいと思っています。

 

それよりも、本当に自由に仕事ができることが一番幸福度があがるのです。

 

 

さて、人と比較しても・・というのは完全に論理的にずれていて、

大事なことは、人と比較しないことではなく自分を卑下することなのです。

 

逆に、自分には何があるのか?どこに強みがあるのかを人と比較することで徹底して考えて見つければいいのです。

 

もし、頑張っても見つからないなら作ればいいだけです。

 

例えば、僕自身プロ家庭教師という身で考えた際、「科目を教える」というフィールドでは大手予備校の先生とは実力も収入も桁違いに弱いです。

 

自身の大学の偏差値で考えても東大になってひっかかりもしないし、国立の医大生なんかと比べたら、もう劣等感しかないですよね。

 

ただ、僕自身がプロ家庭教師として自信を持って取り組み、逆に「科目だけを教えている先生とはレベル違いですよ^^」と思えるのは、「幅広さ」を徹底したからです。

 

強みを作ったんですね。

 

プロ家庭教師をしながらプロカメラマンで小学校・中学校・高校に出入りしている人、さらにはセミナー講師としても様々なところで話をしているという人は、ほぼいないのではないでしょうか?

 

さらには結婚相談所でもセミナー講師していますからね!

 

どうでしょう?

人と比較して初めて人は自分を徹底して分析して、何をどのように自分はするべきなのかがわかるのではないでしょうか?

 

人と比較してしまうという方、ぜひ、その比較をもとに自分が何をどう、どのレベルまで持っていけばいいかだけを考えましょう。

 

自分は、どうせ・・みたいな考えはいりません。無駄です。

 

その比較をもとに、前を向いて考えていきましょう。

よくないのは比較をすることではなく、比較して自分を卑下することです。

 

将来を見据えて、変な自己啓発チックなアドバイスは真に受けずに、自分にできることを精一杯行なっていきましょう。


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